【動画】アメリカ人 拳銃1発で死亡

米アリゾナ州で自己防衛による銃撃事件　男性がナイフを持って侵入、射殺される

【フェニックス発】アリゾナ州フェニックスで、40歳の男性が自宅前で自己防衛として銃を使用し、32歳の男を射56する事件がありました。射殺された男性はナイフを所持していたとされています。地元警察は、射撃は正当防衛の範囲内であったと発表しています。

被害者の男性、ベンジャミン・バッカスさん（40）はファイナンシャルアドバイザーで、自宅で息子とともに生活していました。一方、射殺された男性、マイケル・モンタナレラ容疑者（32）は過去に前科があり、薬物依存やアルコール依存の問題を抱えていたといいます。関係者によると、モンタナレラ容疑者は以前からバッカスさんの新居に現れ、脅迫や器物損壊を繰り返していたと報じられています。

事件は3月24日午前、バッカスさんが息子を試験会場へ連れて行くために車を出していた際に発生。モンタナレラ容疑者が車に岩を投げつけ、さらにバッカスさんに接近してきました。バッカスさんは「止まれ」「地面に伏せろ」と口頭で警告しましたが、容疑者は従わず接近を続けたため、自己防衛として銃を使用しました。警察によると、容疑者はその場で死亡しました。

バッカスさんは事件後、直ちに自宅に戻り、警察に通報しました。捜査当局は、バッカスさんに不正行為は認められず、正当防衛として事件を処理しています。

現地の法的専門家は、アリゾナ州が「憲法持ち運び（Constitutional Carry）」を採用しており、市民が自己防衛のために武器を保持・使用できる州法であることから、この事件は法的に正当な範囲内での行為であると説明しています。

警察は、同様の事件を防ぐため、日頃から侵入者や危険人物に対する警戒を呼びかけています。