ルーブル美術館強盗、被害数千億円か

犯人の手口は明らかに綿密に練られていた。私たちの情報によると、4人の犯人のうち2人は貨物用エレベーター付きのトラックに、2人は大型スクーターに乗って、午前9時30分にフランソワ・ミッテラン通り近くの美術館前に到着した。

その後、犯人は貨物用エレベーターを使って 1階のアポロ・ギャラリーに入り、アングルグラインダーで窓をこじ開けた。警察筋によると、犯人は同じアングルグラインダーを使って「ナポレオンの宝石」と「フランス国王の宝石」の展示ケース2つを破壊し、合計7点の宝石を盗んだという。

4人は貨物用エレベーターを下り、2台のスクーターで逃走した。犯行は合計7分間続いた。警察は、アングルグラインダー2台、バーナー1台、ガソリン1台、手袋1台、トランシーバー1台、毛布1枚、そして路上に落ちていた壊れた宝石1個を発見した。伝えられるところによると、それは 1,354個のダイヤモンド、1,136本のバラ、56個のエメラルドがちりばめられたウジェニー皇后の王冠だったという。