岩手・北上の温泉で掃除中のスタッフがクマに連れ去られる🐻🤟

16日午前11時15分ごろ、岩手県北上市の瀬美温泉で、「露天風呂を清掃していた従業員の男性が見当たらない」と旅館の支配人から県警北上署に通報があった。署員が現場に駆けつけると、露天風呂の付近に血痕があったという。クマによる被害の可能性もあるとみて捜索を続けている。

同署によると、午前9時過ぎ、従業員男性（60）が館内から露天風呂の方向に歩いているのが防犯カメラに映っていた。男性は1人で清掃を行っていたという。露天風呂には掃除道具が散らばっており、男性のものとみられるメガネが落ちていた。にじんだ血の痕や、けものらしき毛が残されていたという。

露天風呂は川沿いの数メートル上の崖にあり、高さ1メートルの柵で囲まれている。血痕は柵の外でも見つかったという。

同署は、クマなどの動物による被害の可能性が高いとして、市や猟友会とともに約30人態勢で男性の捜索をおこなったが、午後3時半ごろに打ち切った。

北上市では8日にも、この温泉から西に数キロの場所でクマに襲われたとみられる男性の遺体が見つかっている。